憲法9条に自衛隊明記、首相が改めて意欲…防大卒業式
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安倍首相は22日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、憲法9条への自衛隊明記に改めて意欲を示した。
首相は2月に海上自衛隊護衛艦が中東に出航するのを見送った際、付近で「憲法違反」のプラカードが掲げられていたことに触れ、「隊員が高い士気の下、使命感を持って任務を遂行できる環境をつくっていかなければならない」と強調した。
また、今年が日米安全保障条約改定から60年にあたることを踏まえ、「日米同盟はこれまでもこれからも、我が国の外交・安全保障の基軸だ」とも語った。
今年の卒業式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、卒業生の家族や国会議員ら来賓が招待されず、式の様子をインターネットで生中継するなど、異例の対応がとられた。
今年度の本科の卒業生は留学生を除き417人(うち女性58人)。このうち自衛官にならない任官拒否者は、昨年度より14人少ない35人だった。
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