「停止」の真意は不明…陸上イージス、秋田市長「振り回された」

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 地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の配備手続きが停止されると判明した15日、配備候補地の秋田県と山口県に波紋が広がった。

 「地元が振り回されてきたことは誠に遺憾であり、防衛省の姿勢は全く無責任と言わざるを得ない」。秋田市の穂積もとむ市長は15日、コメントを発表した。

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を候補地とする意向は2018年6月、県に正式に伝えられた。ただ、同演習場が住宅地や学校に近いことから、地元住民から「施設が狙われる」といった反対の声が上がっていた。

 秋田県によると、15日夕に河野防衛相から佐竹敬久知事に電話で説明があったが、河野防衛相の発言した「停止」の真意は不明という。県の名越一郎総務部長は記者団に、「修正して配備を進めるのか、別の方策を取るのか注視したい」と語った。

 配備候補地の一つ、陸自むつみ演習場がある山口県にも影響は広がる。「改めて防衛相から説明があるとのことなので、その話をよく聞きたい」。15日夕、山口県庁で報道陣の取材に応じた村岡嗣政知事は語った。「地元の安全を守る観点での判断。適切なものと受け止めている」とも述べた。

 19年5月、村岡知事は、防衛副大臣と会談し、同演習場を適地とする調査結果を伝えられた。以来、地元に丁寧に説明するよう同省に求めてきたが、河野防衛相から計画停止の電話を受けたのは発表のわずか15分ほど前。村岡知事は「大変驚いた」と述べた。

 同演習場は、同県萩市と阿武町にまたがる。配備反対を主張してきた同町の花田憲彦町長は15日夕、「(停止は)町民の不安に対する切実な思いや配備反対の願いが伝わったものだ。このまま白紙撤回につながることを期待する」との談話を発表した。

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