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14日投開票された自民党総裁選の地方票(計141)は、菅官房長官が63%にあたる89票を獲得し、大差で勝利した。安倍路線の継承が地方にも好感を持たれたようだ。石破茂・元幹事長は42票(30%)で大きく水をあけられ、地方人気に陰りが見られた。岸田政調会長は10票(7%)で知名度不足を突きつけられた形だ。
菅氏は総裁就任後の記者会見で、「地方の発展のために行ってきたことが、かなり浸透してきている。地方議員が一生懸命応援してくれた」などと語り、圧勝を自己分析した。
菅氏は、党員投票などの予備選(アンケートや意向調査を含む)を行った46都道府県のうち38で最多得票を獲得した。各都道府県連に割り当てられた3票のうち1票も取れなかったのは、石破氏の地元・鳥取と岸田氏の地元・広島の2県連だけ。全国から幅広く支持を得たことがうかがえる。