自民県議側、「会ってくれない」知事と率直に意見交換したら…「結論なし」
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岐阜県の古田肇知事と自民党県議団が23日、岐阜市の党県連事務所で面会した。次期知事選(2021年1月7日告示、24日投開票)で5選に意欲を示す古田知事に対し、県議団には多選となる続投に慎重な意見が多い。出席したある県議によると、約1時間の意見交換でも、県議側が「普段、知事との面会を申し出ても会ってくれない」などと古田知事に対し、コミュニケーション不足を指摘。意思疎通を深めるよう県議側から注文が出たという。
この日の会合は非公開。終了後に報道陣の取材に応じた古田知事によると、県議団に対して、出馬を目指すことを決断するまでの経緯を時系列で説明した。知事選に向けた協力要請はしていないとした。
古田知事は、「いろんな意見や質問があった。率直に意見交換できた」と述べた。
一方、自民党県連の村下貴夫幹事長は会合終了後、報道陣の取材に対し、「本当にざっくばらんに意見交換した。結論はなし」と答えた。自民党県連は近く、古田知事を支持するか否かについて、県選出の国会議員や県議を集めた会議を開き、方針を決める予定だ。