「浪速衆のプライドが市分割を許さなかったのでは」…河村・名古屋市長が大阪都構想否決で持論

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 「大阪都構想」が住民投票で再び否決され、維新は看板政策と党代表を失うことになった。「中京都構想」を掲げてきた名古屋市の河村たかし市長と愛知県の大村秀章知事は一夜明けた2日、「大阪市民の選択の結果として受け止めたい」などと冷静に語った。

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 「維新とは仲良うしているので複雑だ。大阪は江戸より歴史が古く、浪速衆のプライドが市の分割を許さなかったのではないか」

 国政選挙などで維新と連携してきた河村氏は2日の定例記者会見でこう語った。

 河村、大村両氏が掲げた中京都構想もまもなく10年が経過する。この間、大阪では2度の住民投票が行われたが、中京都の議論では自治体再編の方向性は定まらず、事実上、構想はストップしている。

 河村氏はここ数年、中京都構想を語ることはほとんどなく、会見などで質問されると、県市再編については、「名古屋市を大きくして県をなくすのが私の考え方」と述べる程度だ。

 一方、大村氏は2日の定例記者会見で、「新型コロナがなければすんなり(賛成で)行ったでしょう」と分析。「構想には賛成でも、慣れ親しんだ『大阪市』がなくなることにためらいがあったのだろう」と述べた。

 中京都構想については、県と名古屋市では現状、業務のすみ分けができており、二重行政は問題になっていないと主張。「名古屋市はほぼ私の方針に従ってもらっている。約一人を除いて」と対立する河村氏を皮肉った。さらに、「国際競争の中で企業、国、地域がベクトルを同じくするのが私の唱える中京都構想だ。極端な話で言えば、愛知県が全部名古屋市になればいい。それが一番手っ取り早い」と改めて意義を強調した。

 ◆中京都構想=県と名古屋市を合体、司令塔を一本化させ、二重行政を解消した強い大都市を目指す構想。2011年2月の知事選、出直し名古屋市長選で、河村、大村両氏が県民・市民税減税と並ぶ共同公約として掲げた。

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1601930 0 政治 2020/11/04 19:59:00 2020/11/04 19:59:00 2020/11/04 19:59:00

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