馬毛島周辺のボーリング調査、知事が岩礁破砕を許可
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防衛省が馬毛島(鹿児島県西之表市)での基地建設に向けて周辺海域で計画しているボーリング調査について、鹿児島県の塩田康一知事は27日、同省が申請していた海底の岩礁破砕などを許可する考えを明らかにした。同省は近く調査を開始し、環境影響評価(環境アセスメント)も始める見通しだ。
馬毛島は米軍の空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)の候補地となっている。この日の県議会本会議で、塩田知事は「法令に沿って審査した結果、本日許可することとした」と説明。一方、基地建設自体への賛否は明言せず、「国からは騒音など周辺環境への影響が明確に説明されていない。引き続き、詳細な説明を行うよう求めた」と述べた。
同省は今月9日、地元漁協の同意書と、調査に反対している西之表市の意見書を添え、県に申請書類を提出していた。
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