天皇陛下が「国会、ますます重要」とお言葉…議会開設130年記念式典
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国会は29日、参院本会議場に天皇、皇后両陛下と秋篠宮家の長女眞子さまをお迎えして議会開設130年記念式典を開いた。1890年(明治23年)11月29日に第1回帝国議会の開院式が行われたことを記念したものだ。

天皇陛下は「我が国を含む世界各国は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による困難な状況に直面しております。国会が、国権の最高機関として、国の繁栄と世界の平和のために果たすべき責務は、ますます重要になってきていると思います」とお言葉を述べられた。
菅首相は祝辞で「国民の負託に応えることを切に念願する」と述べた。大島衆院議長は「我が国の繁栄と世界の平和のために全力を尽くす」と語り、山東参院議長は「国会に課せられた重大な使命と国民の期待に応える」と強調した。
式典は新型コロナの感染防止のため、出席者を絞り、国歌は斉唱せずに演奏のみが行われた。共産党は「戦前の帝国議会を踏襲した天皇中心のやり方になっている」などとして欠席した。
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