米中の技術覇権争い、梶山経産相「デジタル保護主義は脅威」…Gゼロサミット
完了しました

米政治学者のイアン・ブレマー氏らが共同議長を務める「GZERO(Gゼロ)サミット」(ユーラシア・グループ主催、読売新聞社など後援)は2日目の10日、データ管理や米中の技術覇権争いなどテクノロジーをめぐる問題を議論した。
梶山経済産業相は冒頭のあいさつで、米中の技術覇権争いの激化に触れたうえで、「デジタル保護主義は、データ流通やデジタル経済の脅威だ」とし、自由なデータ流通に関する国際ルール作りで日本が「世界を
パネルディスカッションでは、ブレマー氏が、米中間の「テクノロジー冷戦」が拡大し、来年1月発足のバイデン米新政権は、米IT企業や同盟国と緊密な連携が必要になると指摘。グーグル元会長のエリック・シュミット氏は「米中関係は『冷戦』ではなく『安定した緊張関係』だ」と語り、あくまで競争関係にあるとの認識を示した。
パネルディスカッション後の討論には、飯塚恵子・読売新聞編集委員も参加した。