イージスアショア代替艦2隻建造、政府が閣議決定…敵基地攻撃能力保有の議論は継続

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 政府は18日の閣議で、地上配備型迎撃システム「イージスアショア」に代わる「イージス・システム搭載艦」2隻の建造や、敵ミサイルの射程圏外から攻撃できる長射程巡航ミサイル「スタンド・オフ・ミサイル」の開発方針を決めた。

 政府は6月、ミサイルのブースター(推進装置)が周辺民家に落下する恐れがあることから、イージスアショア導入を断念した。代替案として〈1〉イージス艦を含む護衛艦〈2〉民間船〈3〉海上の浮上施設――を検討し、敵からの攻撃に強く、広い海域に展開できる護衛艦をベースとすることになった。

 イージス・システム搭載艦は、イージスアショア用のレーダー「SPY7」やミサイル発射装置などを装備する。弾道ミサイルだけでなく、巡航ミサイルも迎撃できる多機能型対空ミサイル「SM6」を搭載する方向だ。対艦、対潜能力の有無は今後検討する。来年度予算案に調査費など17億円を計上する。

 長射程巡航ミサイルは、陸上自衛隊の「12式地対艦誘導弾」を基に、5年かけて開発する見込み。現在の百数十キロ・メートルの射程を約1000キロ・メートルまで伸ばし、ステルス性も持たせる。来年度予算案に335億円の開発費を盛り込む。

 政府はこの日、敵基地攻撃能力を含む「ミサイル阻止」の新たな方針について、来年以降も検討を続けることを決めた。安倍前首相は退陣前の9月の談話で、年内にとりまとめるとしていた。公明党の慎重姿勢に配慮し、「ミサイル阻止」の文言を避け「抑止力の強化について、引き続き検討を行う」との表現にとどめた。

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