首相、会見で解散の本音ポロリ?…「秋のどこかで」→「秋までのどこかで」と報道室通じ訂正
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菅首相は4日の年頭記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について「当面は新型コロナウイルスの感染対策に最優先で取り組みたい」と述べ、改めて早期解散への慎重姿勢をにじませた。「時間の制約も前提によくよく考えて判断したい」と強調した。
首相は解散時期を巡り、「秋のどこかで衆院選を行わなければならない」と述べたが、会見終了後すぐに首相官邸報道室を通じて「秋までのどこかで」と訂正した。政府・与党では「首相は秋の解散が念頭にあり、思わず本音が漏れたのだろう」との見方が広がった。
自民党総裁としての任期満了に伴う次期総裁選への対応については「先の話だ」と述べるにとどめた。
一方、今月18日に召集予定の通常国会に関し、2020年度第3次補正予算案と21年度予算案の早期成立に意欲を示した上で、新型インフルエンザ対策特別措置法改正案やデジタル庁設置に向けた関連法案、公立小学校の35人学級実現のための関連法案などを提出する考えを示した。
今夏に予定している東京五輪・パラリンピックについては「大会を実現するとの決意のもと、準備を進めていく」と強調した。