国会議員の会食ルール化、一転見送り…全面自粛求める声も与野党折り合わず
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衆院議院運営委員会は7日の理事会で、緊急事態宣言発令中の国会議員の会食ルール化を見送った。参院も同様の対応となる方向だ。
6日の自民、立憲民主両党の国会対策委員長会談では「4人以下で、午後8時まで」とする方向で一致していた。一方、日本医師会の中川俊男会長は会食の全面自粛を求めていた。
7日の衆院議運理事会では、会食の全面自粛を求める声も出たが、最終的に与野党の意見が折り合わなかったとみられる。高木毅委員長は「(中川氏の発言を)重く受け止めて対応することに尽きる」と述べた。
これに関連し、国民民主党は7日、宣言期間中、党所属国会議員による飲食を伴う会合の原則禁止を決めた。宣言対象となる東京など1都3県だけでなく、全国で適用する。
会食ルール化を目指す動きには、国会議員の間から「小学生じゃないんだから、どうするかは自分で考えろと言いたい」と皮肉る声も上がっている。
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