「尖閣は安保5条の対象」米国防長官が確認…岸防衛相と電話会談、早期訪日の意向
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岸防衛相は24日午前、米国のオースティン国防長官と電話会談を行った。両氏は、沖縄県・尖閣諸島が対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適用対象になることを確認した。オースティン氏は早期に訪日する意向を示した。

バイデン新政権の発足後、日米の閣僚が会談するのは初めて。会談後、岸氏は記者団に、「米国における政権交代や新型コロナウイルスへの対応の最中においても日米同盟は盤石だ。いかなる事態にも対処する準備ができていることを確認した」と述べた。
会談では、中国による東・南シナ海への強引な海洋進出や、北朝鮮の核・ミサイル開発などを巡って意見交換し、日米が引き続き連携することで一致した。
オースティン氏は、連邦議会の承認を受けて22日に就任した。元陸軍大将で、中東地域を統括する中央軍司令官などを歴任した。