首相、全国民分のワクチン確保へ「周到な準備進めている」
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菅首相は25日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスのワクチンを巡り、「安全性、有効性に関わる正確な情報を提供することが国民の信頼を高める」と述べ、副反応や承認手続きに関する資料を速やかに公開する方針を示した。
首相は「ワクチンは感染対策の決め手となる。市町村と連携し、接種状況などを管理するシステムを構築していくなど周到な準備を進めている」と強調。今年前半までに全国民に必要な数量のワクチン確保を目指すと改めて主張した。
新型コロナ対策を強化するための新型インフルエンザ対策特別措置法改正案などに関する修正協議に関し、与野党党首会談に前向きな姿勢も示した。野党内で、改正案に盛り込んだ罰則に慎重な意見が根強い中、「感染拡大を阻止するために与野党はない。野党の提案でも
米国のバイデン大統領との電話会談については、「早くできるように今、調整している」と語った。
衆院予算委は首相と全閣僚が出席し、2020年度第3次補正予算案に関する基本的質疑を行った。