首相「夜の銀座」謝罪…野党「ブーメランが心配」議員辞職求める雰囲気高まらず

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 自民党の衆院議員3人が緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題について、菅首相は2日の衆参各院の議院運営委員会に出席し、陳謝した。攻勢を強める野党に対し、政府・自民党は3人の離党で早期の幕引きを図りたい考えだ。

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自民、離党で幕引き狙う

参院議院運営委員会で自民党衆院議員が緊急事態宣言下に銀座のクラブに深夜まで滞在した問題について陳謝する菅首相(2日午後、国会で)=源幸正倫撮影
参院議院運営委員会で自民党衆院議員が緊急事態宣言下に銀座のクラブに深夜まで滞在した問題について陳謝する菅首相(2日午後、国会で)=源幸正倫撮影

 「政治家は率先して範を示すべきところ、こうした行動はあってはならないことで極めて遺憾だ。心からおわび申し上げる」

 首相は2日、衆参各院の議運委の冒頭で、3議員の問題を自ら切り出し、深く頭を下げた。

 議運委は、緊急事態宣言の延長に関する事前報告のために開かれたものだ。首相は宣言を再発令した1月7日や区域拡大時の13日には出席しなかったが、今回は3議員の問題の影響で野党からの出席要求を拒めず、異例の出席となった。

 野党からは「夜の銀座」問題への質問が相次いだ。立憲民主党の青柳陽一郎衆院議員が「多くの国民が怒りを超えて、あきれてしまっている」と攻め立てると、首相は「国民にご苦労をお願いする中にあって、政治家は襟を正すべき立場だ」と謝罪を繰り返した。

 松本純、大塚高司、田野瀬太道の3衆院議員は1日、自民党の離党勧告を受けて離党したが、公明党の遠山清彦氏は同様の問題で衆院議員を辞職した。共産党の小池書記局長は「当然3人とも辞職すべきだ。自民党が辞職を求めなければ、補欠選挙を恐れていると言われても仕方がない」と主張した。

 自民党内にも「論外だ」(二階幹事長)と厳しい声が多いが、議員辞職は避けたいのが本音だ。3人が3月15日までに辞職すれば、公職選挙法の規定に基づき、4月25日に補選が行われる。苦戦が予想される参院長野選挙区と、与党が不戦敗を選んだ衆院北海道2区の両補選と重なれば、「政権へのダメージがさらに大きくなる」(党関係者)との懸念があるためだ。

 一方で、野党側でも議員辞職を求める雰囲気は高まっていない。「野党議員にも同様の問題が発覚した時、ブーメランとして返ってくるのが心配だ」(立民中堅)との声も漏れている。

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