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新型コロナウイルスの円滑なワクチン接種に向けた自民党の提言案が5日、明らかになった。職場での集団接種を可能にするなど、柔軟な接種体制をとるよう求めている。近く政府に提出する。
政府は、接種会場は原則として住民票のある居住地の病院や体育館などを想定している。しかし、働いている人が週末に集中する可能性があり、提言案は健康保険組合を通じて職場やその周辺で接種できるようにすべきだとした。
4月から先行して始まる65歳以上の高齢者の接種については、「既往歴の確認が容易な医療機関での接種が望ましい」と提言する。
高齢者は基礎疾患のある人が多く、身近なかかりつけ医で個別に接種する方が細やかな対応ができる。約250か所の診療所で個別に受けられる体制を整備する東京都練馬区などの先進事例を念頭に置いている。
欧州連合(EU)がワクチンの輸出管理を強化していることなどを踏まえ、政府が確保に万全を期し、速やかに供給日程を公表することも求めた。