「まさに神の国」、真央選手は「大事な時に必ず転ぶ」…森氏は過去にも問題発言
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東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長で元首相の森喜朗氏は過去にも度々、問題発言で批判を浴びた。
首相就任翌月の2000年5月、「日本の国は、まさに天皇中心の神の国である」と発言。6月の衆院選投票日直前には、無党派層について「関心がないといって、(投票に行かずに)寝てしまってくれればいいが、そうはいかない」と述べ、世論の反発を招いた。
01年2月に起きた米原子力潜水艦と水産高校実習船の衝突事故の際、第一報を受けた後もゴルフを続けていたことなどが問題視された。記者団に「危機管理じゃないでしょ。事故でしょ」と言い切り、政府・与党内からも不満が噴出した。
12年に政界を引退した後も五輪招致に携わり、14年1月、組織委の発足とともに会長に就いた。ただ、その翌月には、ソチ五輪でフィギュアスケートの浅田真央選手が転倒したことについて、「あの子は大事な時には必ず転ぶ」と語り、釈明に追われる一幕もあった。