説明を一転、「首相の長男は利害関係者」…接待問題で総務省局長ら更迭

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 放送関連会社に勤める菅首相の長男から総務省幹部4人が接待を受けていた問題で、武田総務相は19日、秋本芳徳・情報流通行政局長と湯本博信・官房審議官を20日付で大臣官房付に異動させると発表した。事実上の更迭とみられる。

衆院予算委員会で答弁する総務省の秋本情報流通行政局長(奥左から2人目は武田総務相)(19日午前9時13分、国会で)=源幸正倫撮影
衆院予算委員会で答弁する総務省の秋本情報流通行政局長(奥左から2人目は武田総務相)(19日午前9時13分、国会で)=源幸正倫撮影

 秋本氏はこの日の衆院予算委員会で、首相の長男について、国家公務員倫理法に基づく倫理規程で接待を受けることが禁じられている「利害関係者」に該当すると認めた。

 首相の長男は東北新社に勤め、その子会社は、総務省が許認可権を持つ衛星放送を手がけている。総務省はこれまで、長男について「利害関係者に該当するという疑義があることは否定できない」(原邦彰官房長)と述べるにとどめていたが、秋本氏は19日の答弁で「(長男は東北新社の)子会社である衛星基幹放送事業者の役員を兼任している。利害関係者だと認識している」と明言した。

 秋本氏は、長男との会食中、衛星放送事業に関しては「話題に上った記憶がない」としていたが、週刊文春(電子版)が詳細な発言内容を報じると、19日は「今となっては、言及する発言はあったのだろう」と説明を一転させた。

衆院予算委員会で接待問題について説明する武田総務相(19日午前9時7分、国会で)=源幸正倫撮影
衆院予算委員会で接待問題について説明する武田総務相(19日午前9時7分、国会で)=源幸正倫撮影

 武田氏は、今回の人事について「国会審議を円滑にしてもらうために、国会に出席している両名をまずは異動させた」と説明したうえで、「国民の疑念を招く事態となり、深くおわびする」と陳謝した。

 総務省は22日にも衆院予算委に調査結果を示し、ほかに接待を受けていた谷脇康彦、吉田真人両総務審議官を含む4人を月内にも処分する方針だ。

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