宣言解除後はBGM小さく・花見の宴会はなし…分科会が再拡大防止策提言
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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は25日、緊急事態宣言の解除後に、感染が再拡大することを防ぐための提言を発表した。大声で感染が広がる恐れがあるため、飲食店には、BGMの音量を最小限にするなどの工夫を求めた。
宣言解除に伴い、国民の対策が緩む懸念があるため、提言では、日常生活での注意点などを改めて示した。会食については、座席の距離が十分でアクリル板が設置された店を選ぶことや、深酒をしないことなどを推奨。外出は、すいている時間と場所を選び、卒業旅行や謝恩会、歓送迎会を控えるよう呼びかけた。
国と自治体には、感染リスクが高い繁華街などで無症状者に検査を実施し、感染再拡大の予兆を早期に探知するよう求めた。
記者会見した尾身茂・分科会長は「社会に与えられた当面の課題は、低い感染のレベルを維持し、リバウンド(再拡大)を防ぐことだ」と述べた。
提言のポイント
【会食のあり方】
・換気が良く、座席間の距離が十分な店を選ぶ
・食事は短時間で、深酒、大声はダメ
・同居家族、または、普段近くにいる4人まで
【生活のあり方】
・外出はすいた時間と場所を選んで
・卒業旅行、謝恩会は控えて。花見は宴会なしで
・仕事はリモートワークで