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NTT接待で谷脇総務審議官を更迭…「東北新社」でも処分、総務相「新たな違反は甚だ遺憾」

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 武田総務相は8日午前、NTTの澤田純社長らとの会食が国家公務員倫理規程に違反する疑いがあるとして、谷脇康彦総務審議官を同日付で大臣官房付に異動させたと発表した。事実上の更迭人事とみられる。武田氏は記者団に「公務に対する信頼を著しく失墜させる行為を行ったことは誠に遺憾だ」と述べ、陳謝した。

 総務省は同日、NTTとの会食に関する調査の中間報告を発表した。

谷脇康彦氏。2018年7月10日撮影
谷脇康彦氏。2018年7月10日撮影

 谷脇氏は、菅首相の長男が勤務する放送関連会社「東北新社」による接待で既に懲戒処分を受けている。武田氏は「前回調査の際に再三確認したにもかかわらず、新たな違反が疑われる行為が確認されたことは甚だ遺憾だ」とも指摘した。

 中間報告によると、NTT側との会食は、谷脇氏が2018年~20年に計3回。1人あたりの飲食単価は総額10万6852円に上り、自己負担は5000円だった。巻口英司国際戦略局長は20年6月、土産代を含む1人あたり総額5万1165円の会食を行い、自己負担は1万円だった。この会食には、当時総務審議官だった山田真貴子・前内閣広報官が同席していた。

 谷脇氏は4日の参院予算委員会で「先方の提示された金額について負担したと思う。倫理法には抵触しないと認識し、報告していなかった」と答弁していた。

 谷脇氏は、総務省で次官に次ぐ事務方「ナンバー2」の総務審議官で、通信行政の担当が長い。菅内閣の看板施策である携帯電話料金引き下げでは、中心的な役割を果たした。首相の評価も高く、省内で次期次官候補と目されていた。

 政府が約3割を出資し、事業計画や取締役の選任を総務相が認可するNTTは、総務省の利害関係者に当たる。総務省は今後、NTTへの聞き取り調査も踏まえ、調査対象をほかの職員にも拡大する方針だ。

 菅首相は8日午前の参院予算委で、武田氏について「しっかりした調査を行って、改善をしていくことが総務相の責任だ。しっかりと真相究明をやっていただき、総務省を立て直してほしい」と述べた。

◆国家公務員倫理規程 国家公務員倫理法に基づき、公務員と「利害関係者」らとの付き合い方を定めている。利害関係者による接待などを原則、禁止している。自己負担分を支払った場合でも、金額が1万円を超える際は事前に届け出が必要となる。利害関係者以外でも、課長補佐級以上の職員が5000円を超える飲食などを提供された場合は報告義務がある。違反した場合、懲戒処分の対象となる。

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1893702 0 政治 2021/03/08 08:57:00 2021/03/08 12:23:56 2021/03/08 12:23:56 総務省総合通信基盤局長に就任する谷脇康彦政策統括官。東京都千代田区で。2018年7月10日撮影。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210308-OYT1I50029-T.jpg?type=thumbnail

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