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[政治の現場]緊急事態宣言再発令…迷走の舞台裏

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 政府は1月7日、首都圏の1都3県に緊急事態宣言を再発令した。のちに11都府県に広げ、10都府県では延長された。1都3県は再々延長され、発令された状態が続く。迷走を重ねる新型コロナウイルス対策の足跡をたどった。

<1>「トラベル」停止、迷走の末…感染数想定超えで決断 

「Go Toトラベル事業」停止へと政府を動かしたのは、想定をはるかに超える感染拡大だった。全国の新規感染者は2020年12月12日、3000人を初めて突破した。国民から不満の矛先を向けられ、菅は14日、トラベル事業の全国停止表明に追い込まれた。

<2>入国停止を押し切られ…官邸内に温度差

菅の「『一度決めたら、ぶれない』という信条」が災いし、官邸の対応は後手に回った。政府関係者はこう嘆く。「首相と官房長官の調整が機能せず、官邸内に亀裂があるイメージがついてしまった。見せなくてもいい姿を国民に見せた」

<3>脱「発信下手」模索続く…菅首相、夜のリハーサル

仮定の質問に菅が答えないのは、官房長官時代に染みついた習性だ。菅は、米国務長官を務めたコリン・パウエルが「答えたくない質問には答えなくていい」と記した自著を読み、参考にしてきたと明かしたことがある。記者会見を無難に乗り切るコツが、非常時のトップの振る舞いとしては災いした。

<4>4知事要請、小池氏主導…「政府に責任」印象付け

はた目には小池に突き上げられて発令に追い込まれた印象を与え、菅周辺からは「感染拡大の責任をうまく押しつけられた」との恨み節が漏れた。

<5>「奔走」西村経済再生相、官邸と溝…「勝負の3週間」裏目

緊急事態宣言発令後の1月中旬。西村は新宿駅前「新宿アルタ」や渋谷スクランブル交差点の大型ビジョンで、自ら外出自粛を呼びかける動画を流した。今回も官邸への事前報告はなかった。「何をやっているんだ」。菅は不快感を隠さなかった。

<6>首相が突破力期待する河野氏、つきまとう「人物評」

ワクチン接種は医療従事者に続き、高齢者、一般へと対象が広がっていく。ワクチンの確保や自治体の受け入れ体制などが、河野の想定通りに進む保証はどこにもない。コロナ禍の国民の不安を取り除くことが出来るか。どこか危うさを秘めた河野の起用は、菅にとって賭けとなりかねない。

<7>いきなり「勧告」あり得ない、医療界の強い反発…初動遅れ病床確保できず

昨春の「第1波」では、PCR検査体制の不備で「検査を受けたくても受けられない」との不満が渦巻いた。今冬の「第3波」は「入院したくても入院できない」ことが問題となっている。入院先が見つからない患者が、自宅や高齢者施設で亡くなるケースも頻発した。

<8>「ゼロコロナ」突然提唱…立憲民主、「上意下達」不満も

枝野にとって、ゼロコロナは政府との違いを際立たせる上で格好のキーワードだった。感染対策をより強調すれば、「第3波」が起きたことに不満を募らせる国民の心に響く――。そう読んだ枝野は、急きょ代表質問の原稿に盛り込んだ。党内には、ゼロコロナに飛びついた枝野を危ぶむ向きもある。

<9>ワクチン接種へ国と地方が総力…「投票率100%より難しい」

新型コロナウイルスワクチンの接種は、国・地方を問わず、行政の総力を結集する一大プロジェクトだ。未曽有のプロジェクトを成功に導こうと、「国と自治体がワンチームで取り組む」ための体制が整いつつある。

 (この連載は政治部の藤原健作、田中宏幸、大藪剛史、天野雄介、阿部真司、金子靖志、重松浩一郎、山崎崇史、鷹尾洋樹、大槻浩之、山口真史、三沢大樹、田村直広が担当しました。)

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1897598 0 政治 2021/03/09 18:51:00 2021/03/09 20:24:31 2021/03/09 20:24:31 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210309-OYT1I50064-T.jpg?type=thumbnail

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