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「首相はいいかげんにしてほしい」批判の返信はがき…[菅流政治]検証半年<7>

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党員から批判

 自民党本部は先月、所属議員に対して、地元有権者1000人に往復はがきを送るよう指示した。次期衆院選をにらみ、有権者の意見をすくい取る狙いだ。首都圏選出の衆院議員のベテラン秘書は、返信されたはがきを見て驚いた。

 「菅首相にはいいかげんにしてほしい」「首相を交代させろ」

 菅義偉首相への批判の声が、少なからずあった。はがきは党員や熱心な支持者に送った。「党員ですらこの有りさまで、衆院選は大丈夫か」。秘書は危機感を募らせる。

 菅の自民党総裁任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。菅が政権を担い続けるには、これから半年余りの間に、衆院選と総裁選という二つの戦いを乗り切らなければならない。

 衆院選に勝利し、総裁選を無風で切り抜ける――。そのために、どのタイミングで衆院解散に踏み切るか、菅は模索している。

 18日の記者会見では、衆院解散について「9月までが任期だから、その中で考えていく」と口にした。党内では「衆院議員任期(10月)の言い間違い」と見る向きもあるが、「首相は総裁選より前の衆院解散を考えており、本音が漏れた」(党幹部)と臆測を呼んでいる。

 ベテラン議員は「菅内閣の支持率がそれなりにあれば、代える必要はない」と語る。ただ、党内には菅の政権運営への不安がくすぶっており、「支持率が急落すれば、一気に『ポスト菅』に動き出す」との指摘もある。

世論調査1位

 「地元でどういうことがあったかを吸い上げ、改善すべきことがあれば言ってほしい」

 行政・規制改革相の河野太郎は3月に入り、党内全派閥の領袖りょうしゅうを訪ね歩いた。自らが担当するワクチン接種についての意見を聞き、協力を求めるためだ。突破力や発信力には定評のある河野だが、かねて「調整力が課題」とされてきた。「今までこんなことする人じゃなかった。色々なことを考え始めたのだろう」。領袖の一人は、総裁への意欲を強く感じ取った。

 次の首相にふさわしい自民党の政治家は――。読売新聞の世論調査(5~7日実施)で、河野は26%で1位となり、3%にとどまった菅を大きく引き離した。

 菅と河野は、同じ神奈川県選出で関係は深い。環境相の小泉進次郎とともに、定期的に衆院議員宿舎で「神奈川会合」を開いている。「菅首相が総裁選で再選を目指せば、河野氏は出馬しない」(麻生派中堅)と目されているものの、菅が不出馬という事態になれば、総裁候補の筆頭に躍り出る可能性がある。

 河野のネックは、所属する麻生派で衆目一致する総裁候補となっていないことだ。過激な言動を繰り返してきた河野へのアレルギーは、派内で根強い。

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1935234 0 政治 2021/03/25 05:00:00 2021/05/08 11:38:23 2021/05/08 11:38:23 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210324-OYT1I50105-T.jpg?type=thumbnail

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