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【独自】防衛省、人工衛星の延命技術研究に着手…軌道上でドッキングして保守管理も

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 防衛省は、打ち上げられた人工衛星の寿命を延ばす技術の研究に着手した。専用の衛星で燃料補給や修理を行うもので、近く開発にかかるコストなどを報告書にまとめる。2026年度までの打ち上げを予定している監視衛星(SSA衛星)で実用化したい考えで、実現すれば、宇宙市場への民間参入にもつながりそうだ。

 打ち上げ後の衛星への保守管理は「軌道上サービス」と呼ばれる。燃料補給や修理のほか、役割を終えた衛星を通常軌道から「墓場軌道」という空間に誘導し、廃棄する業務などが想定されている。将来の成長が見込まれる宇宙ビジネスで、市場規模は3000億円を超えるとの試算もある。

 今回の研究は民間への委託事業で、今年2月に、宇宙ごみの除去サービスの開発を目指す新興企業「アストロスケール」(東京都)に依頼した。防衛省と同社で連携し、近く作成する報告書で研究結果を示す。

 ただ、軌道上サービスには、宇宙空間を高速で周回する衛星に別の衛星がドッキングするなど高度な技術が必要だ。専用の衛星の打ち上げにも多額の費用がかかり、防衛省は費用対効果を含めて導入の可否を検討する。

 人工衛星は姿勢の制御や軌道の修正などで燃料を消費しており、一般的には15年程度で使い果たす。防衛省が打ち上げを計画している監視衛星は、頻繁に軌道を変えるために他の衛星よりも燃料消費量が多く、故障の可能性も大きいという。寿命を延ばすことができれば、コスト削減につながる。防衛省は1基目の監視衛星の運用後に2基目を打ち上げることも検討している。

 ◆監視衛星(SSA衛星) 宇宙状況監視のための人工衛星。人工衛星に衝突する危険がある宇宙ごみや不審な衛星を監視する。米軍は配備済みだが、日本政府はまだ保有していない。

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1945744 0 政治 2021/03/29 15:00:00 2021/03/29 15:36:02 2021/03/29 15:36:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210329-OYT1I50043-T.jpg?type=thumbnail

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