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二階氏から打診、山梨県連幹事長を「異例の直接表彰」…衆院選への影響危惧の声

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 県有地の問題を発端に、昨秋から揺れている山梨県議会。その影響は、定数の半分以上を擁する自民党県連にも混乱をもたらしている。最大会派「自民党誠心会」と、同会から離脱した浅川力三・県連幹事長らによる新会派が互いにけん制し合う展開に、県連内では今秋までに行われる衆院選への影響を危惧する声が上がっている。(鈴木経史)

自民党の二階幹事長(中央)から感謝状を受け取る、自民党山梨県連の浅川幹事長。右は山梨県の長崎知事(12日、自民党本部で)
自民党の二階幹事長(中央)から感謝状を受け取る、自民党山梨県連の浅川幹事長。右は山梨県の長崎知事(12日、自民党本部で)

 今月12日夕、浅川氏は新会派の6人とともに東京・永田町の自民党本部を訪れた。そこには県連常任顧問として長崎知事も同行していた。県連は昨年、党員の増加率が47%で全国1位となった。党勢拡大に貢献したとして二階幹事長が直接、浅川氏に感謝状を手渡した。浅川氏は「衆院選は挙党態勢でしっかり頑張りたい」と県連の「一体感」を強調してみせた。

 誠心会は2016年に自民系の複数会派が合流してできた。19年には長崎氏の知事選出馬などで保守分裂も解消し、県連一丸となって衆院選を迎えることが期待されていた。だが、県有地問題を巡って紛糾した2月定例会で会派は3分裂した。誠心会が長崎氏の対応に批判を強めていたのに対し、長崎氏を支持する浅川氏らの「自民党・山梨」と1期生県議による「自民党新緑の会」が離脱、対立する構図となった。

 「幹事長が自ら会派を離脱し党を割ることは考えられない」。誠心会の県議からは憤りの声が聞かれる。幹事長は県連組織を取りまとめる要職。一部からは解任を求める声も出た。その余波は今月10日に予定されていた県連執行部会に及び、急きょ延期に。県連関係者によると、離脱について説明もなく納得いかないとするメンバーが欠席を申し出たためだ。

 二階氏による表彰は、こうした誠心会の動きに対し、浅川氏サイドが長崎氏や党本部とのつながりをアピールする狙いがあったとの見方がある。長崎氏は報道陣の取材に、表彰は二階氏からの打診だったと説明した。ただ、党勢拡大で党幹事長が県連幹事長を表彰するのはまれだという。

 浅川氏は「議会と県連は全く別の問題だと発信していく」と意に介さない。だが、誠心会のベテラン県議は「自民党支持者は納得してくれないだろう。今回の表彰で亀裂はさらに深まった」とため息を漏らした。

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1995478 0 政治 2021/04/19 14:06:00 2021/04/19 16:04:39 2021/04/19 16:04:39 二階幹事長(中央)から感謝状を受け取る浅川・県連幹事長(12日、東京都の自民党本部で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210419-OYT1I50027-T.jpg?type=thumbnail

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