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建設アスベスト給付金法が成立…1人あたり最大1300万円補償

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 建材用のアスベスト(石綿)で元建設労働者らが健康被害を受けた問題で、国家賠償請求訴訟を起こしていない被害者らを補償する「給付金制度」に関する新法が、9日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。国が被害者1人あたり最大1300万円を支払う内容で、支給開始は来年度になる見通し。

参院本会議に臨む菅首相。奥左は麻生副総理兼財務相(9日午前、国会で)=源幸正倫撮影
参院本会議に臨む菅首相。奥左は麻生副総理兼財務相(9日午前、国会で)=源幸正倫撮影

 給付金は被害者側の請求に基づき、厚生労働省に設置する審査会を経て、支給される。支給の対象は、一定期間中に石綿の吹き付けなどに従事した労働者や一人親方ら。症状に応じて原則1人550万~1300万円を本人や遺族らに支給する。支給後に症状が悪化した場合は追加の給付金を支払う。

 石綿は吸い込んでから発症までの潜伏期間が20~50年と長く、厚労省は支給対象者数を2054年までの約30年間で計3万1000人と推計している。支給総額は最大4000億円を見込んでいる。

 この問題を巡っては、最高裁が先月17日、「建設アスベスト集団訴訟」で、国や建材メーカーの賠償責任を認める判決を出した。これを受け、国と原告団、弁護団が、和解内容を盛り込んだ基本合意書に調印。国が最大1300万円の和解金などを支払うことで合意している。裁判外の被害者を救済する給付金制度の創設についても、基本合意書に盛り込まれていた。

◆建設石綿給付金法のポイント

▽支給対象者は、石綿の吹き付け作業(1972年10月~75年9月)や、一定の屋内作業(75年10月~2004年9月)に従事した労働者や一人親方ら

▽石綿によって生じた健康被害の症状に応じて、1人550万~1300万円を支給

▽被害者側の請求に基づき、厚生労働省に設置された審査会が審査を行い、厚労相が認定、支給する

▽独立行政法人・労働者健康安全機構に支払いのための基金を設置

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2111428 0 政治 2021/06/09 11:56:00 2021/06/09 11:56:00 2021/06/09 11:56:00 参院本会議に臨む菅首相。奥左は麻生副総理兼財務相(9日午前9時58分、国会で)=源幸正倫撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210609-OYT1I50057-T.jpg?type=thumbnail

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