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外交「外務省主導」色濃く…秋葉氏、国家安保局長に 次官に森氏

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秋葉剛男氏
秋葉剛男氏

 政府は22日の閣議で、戦後最長の在任期間となった外務省の秋葉剛男次官を退任させる人事を承認した。秋葉氏は、外交・安全保障の司令塔となる国家安全保障局長就任が内定しており、菅内閣の外交は外務省主導の色合いが強まりそうだ。

 茂木外相は22日の記者会見で、「激動する国際情勢の中、約3年半の長きにわたり、『ミスター外務省』として事務当局を率いてもらった」と述べ、秋葉氏の労をねぎらった。

 秋葉氏は早くから次官候補として頭角を現し、2018年1月に次官に就任してからは、日本が提唱し、米国などが追随した外交構想「自由で開かれたインド太平洋」を世界に広げるけん引役を担った。

 安倍前政権時代は、ロシアとの北方領土交渉などで、経済産業省出身の今井尚哉首相秘書官らが影響力を持つ「官邸外交」が目立った。国家安保局長も19年から、警察官僚出身の北村滋氏が務めている。

 だが、菅内閣は新型コロナウイルス対応に追われたこともあり、外交の重心は外務省に戻った。さらに、初代局長を同省出身の谷内正太郎氏が務めた国家安保局長ポストの奪還が、外務省の悲願となっていた。

 22日の閣議では、外務次官に森健良外務審議官(政務担当)を起用し、森氏の後任に山田重夫総合外交政策局長を充てる人事も決定。山田氏の後任には岡野正敬国際法局長、新たな国際法局長には、元国連大使の鯰博行氏がそれぞれ就任した。いずれも発令は22日付。

 (22日)

 ▽外務次官

 森健良氏(もり・たけお)83年東大法。北米局長、外務審議官。東京都出身。60歳。

 ▽外務審議官(政務担当)

 山田重夫氏(やまだ・しげお)87年慶大法。総合外交政策局長。東京都出身。56歳。

 ▽総合外交政策局長

 岡野正敬氏(おかの・まさたか)87年東大法。国際法局長。京都府出身。57歳。

 ▽国際法局長

 鯰博行氏(なまず・ひろゆき)89年東大教養。国連大使。神奈川県出身。55歳。

 ▽儀典長兼東京五輪担当大使(国際文化交流審議官)志野光子▽辞職(外務次官)秋葉剛男

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2147718 1 政治 2021/06/23 05:00:00 2021/06/23 05:00:00 2021/06/23 05:00:00 退任する秋葉剛男外務次官退任する秋葉剛男外務次官 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYT1I50007-T.jpg?type=thumbnail

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