読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

茂木外相「G20、コロナからの回復を主導」…途上国へ食料支援促進も

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【マテーラ(イタリア南部)=笹子美奈子、ロンドン=池田慶太】イタリアのマテーラで行われていた主要20か国・地域(G20)外相会合は29日午後(日本時間30日未明)、新型コロナウイルスのワクチン供給などを巡る国際協調で一致し、主要日程を終えた。開発相との合同会合では、途上国への食料支援促進などを盛り込んだ「マテーラ宣言」が採択された。

29日、イタリア南部マテーラで行われたG20外相会合。奥の前列中央はルイジ・ディマイオ伊外相(ロイター)
29日、イタリア南部マテーラで行われたG20外相会合。奥の前列中央はルイジ・ディマイオ伊外相(ロイター)

 議長国イタリアのルイジ・ディマイオ外相は会合後の記者会見で「新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)は国境をまたぐ国際的な緊急時対応の必要性を高めた。多国間主義と国際協力が国際的な課題への対応の鍵となる」と述べた。茂木外相は会合後にオンライン形式で記者団の取材に応じ、「G20が協調し、新型コロナからの回復を主導していくことで一致した」と語った。

 会合では、ブラジルのカルロス・フランサ外相がワクチンについて「安価で公平なアクセスが実現していない」と述べるなど、新興国が切迫した状況を報告。茂木氏ら先進各国外相はいっそうのワクチン支援に取り組む考えを示した。気候変動問題やアフリカ支援を巡る協力も話し合われた。

 外相・開発相合同会合の「マテーラ宣言」は、コロナ禍からの「より良い回復」へ向け、途上国への食料支援や食料分野での自由貿易の維持などを明記した。

 続く開発相会合でも、途上国のコロナ禍からの復興支援での協調で合意した。合意文書では、途上国の持続可能な開発のための資金支援について「透明性と相互説明責任の重要性に留意」すると明記された。茂木氏は開発相会合にも出席した。

 米欧と対立を深める中露両国は国際協調への支持を表明する一方、米欧主導の国際秩序作りに警戒感を示した。中国外務省によると、 王毅ワンイー 国務委員兼外相は会合で、「多国間主義は聞こえの良いスローガンではないし一方的な行為を包み隠すものになってはならない」と主張した。中国の人権問題などを巡り、米欧が対中圧力を強めていることをけん制したとみられる。

 代理出席したアレクサンドル・パンキン露外務次官は会合後、タス通信に「20か国・地域となれば矛盾は避けがたい」としつつ、「共通点が見いだせるようなテーマでは非常に意義深い」と語った。

 G20外相の対面会談は2019年11月の名古屋での会合以来1年7か月ぶりで、中国とブラジル、オーストラリアはオンラインで参加した。

 ◆マテーラ宣言の骨子

▽世界は、2030年までに飢餓を撲滅する道筋にない

▽緊急食料支援や学校給食事業などの社会的保護策を促進

▽食料安全保障や持続可能な食料システムへの投資を増強

▽世界貿易機関(WTO)ルールと整合的な国際食料貿易を維持

▽食料価格の過剰な変動につながる不当な制限的措置を防止

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2167282 0 政治 2021/06/30 14:18:00 2021/06/30 14:18:00 2021/06/30 14:18:00 Italian Foreign minister Luigi Di Maio attends the G20 of foreign and development ministers meeting in the southern Italian city of Matera, Italy, June 29, 2021. ANSA/Angelo Carconi/Handout via REUTERS ATTENTION EDITORS THIS PICTURE WAS PROVIDED BY A THIRD PARTY. https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210630-OYT1I50065-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)