読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

「菅再選」ともに支持なのに、安倍氏と二階氏が水面下で神経戦…[政治の現場]決戦の足音<2>

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

[政治の現場]決戦の足音をまとめて読むならこちら

  割烹かっぽう 料理店での会食は、ウーロン茶の乾杯で始まった。

 6月30日夜。コロナ禍で人出の少ない東京・赤坂で、前首相の安倍晋三と自民党幹事長の二階俊博が向かい合った。二階の腹心で幹事長代理の林幹雄、安倍の出身派閥・細田派の柴山昌彦がそれぞれ陪席した。

 冗舌な安倍に対し、二階はいつものように言葉少なだった。話題は間近に迫っていた東京都議選に及んだ。「小池さんはしたたかだから、何をするかわかりませんね」。安倍は、過労で入院していた都知事の小池百合子の話を振ったが、小池と近い二階は黙ったままだった。

 安倍と二階は、首相の菅義偉の党総裁「再選」支持で足並みをそろえる。だが、総裁選後の主導権を巡って、水面下では激しい神経戦を繰り広げている。

          ◎

 「あの何とか議連って何なんだ」

 二階は5月下旬、党本部の幹事長室で切り出した。筆頭副幹事長の山口壮が「半導体ですか」と応じ、林が「『反動隊』と言われているやつか」と合いの手を入れた。

 「何とか議連」とは半導体戦略推進議員連盟のことだ。税制調査会長の甘利明が発足させ、5月21日の初会合では安倍と副総理兼財務相の麻生太郎がひな壇に並んだ。安倍政権で中枢を担った3人は「3A」と称される。党内では、総裁選後の人事をにらんだ動きと受け止められた。「首相経験者が2人も出て何をやる気だ。もっと人を集めてやろうか」。二階は息巻いた。

 仕掛けたのが、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)構想を推進する議員連盟。二階派衆院議員の小泉龍司らが主導する議連で、二階は会長に就き、最高顧問就任を安倍に打診した。

 合わせると党所属国会議員の約4割を占める細田、麻生両派に対し、二階派は「数の力」で劣勢に立つ。安倍を引き込みつつ、自らの影響力を誇示する「抱きつき戦術」だった。首相時代にFOIPを推進した安倍は、就任を了承。6月15日の初会合には、半導体議連の約60人をはるかに上回る約130人が集まった。

 二階の切り札が小池だ。二階と小池は、新進党、自由党、保守党と行動を共にした間柄で、小池は定期的に二階の元を訪れている。都議選の投開票翌日の5日も、二階と党本部で約40分間、話し込んだ。

1

2

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2207407 0 政治 2021/07/15 05:00:00 2021/07/15 09:26:52 2021/07/15 09:26:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210714-OYT1I50221-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)