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[スキャナー]皇族減少対策に2案併記、有識者会議が中間報告…衆院選控え政府は慎重

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 安定的な皇位継承策などを議論している政府の有識者会議は26日、皇族数の確保に向け、女性宮家と旧皇族の皇籍復帰の2案を併記する「中間報告」を示した。次期衆院選での争点化を避けるため、政府は今後の議論の行方を慎重に見守る考えだ。(政治部 阿部真司)

3人だけ

首相官邸で行われた安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議(26日午後)=源幸正倫撮影
首相官邸で行われた安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議(26日午後)=源幸正倫撮影

 有識者会議の座長を務める清家篤・日本私立学校振興・共済事業団理事長は26日の会合後、「現行制度の下では皇族がいらっしゃらなくなることが考えられる」と述べ、皇族数の確保に向けた検討を急ぐべきだとの考えを強調した。

 皇室典範は、父方が天皇の血を引く男系男子に皇位継承資格を限っている。16人の皇族のうち、皇位継承権を持つのは秋篠宮さまと悠仁さま、常陸宮さまの3人だけだ。現時点では、14歳で最年少の悠仁さまに続く皇族はいない。

 会議は現在の継承順位を維持したうえで、皇族減少対策として〈1〉皇族女子が結婚後も皇室にとどまる(女性宮家)〈2〉皇籍を離脱した旧皇族の男系男子が皇族に復帰する(皇籍復帰)――の2案に絞り込んだ。皇籍復帰の手段は、皇族による養子縁組か、新たな宮家創設のいずれかによるとした。

範囲触れず

 戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の命令で、竹田宮、伏見宮など11宮家の計51人が皇籍を離れた。旧皇族出身者では、日本オリンピック委員会(JOC)前会長の竹田恒和氏や、作家の竹田恒泰氏らが知られる。

 会議は3月の初会合後、歴史や法律の専門家ら計21人から5回にわたって聞き取りを行った。母方が天皇の血を引く女系天皇の是非は賛否が割れた。父方が天皇の血を引く女性天皇は過去に8人おり、容認論が多かった。

 天皇のなり手を女性・女系にまで広げれば、皇位を継げる皇族も増え、人数を見る限りでは皇位の安定につながる。ただ、会議は継承権の範囲については「次のステップとして考える課題」(清家氏)として踏み込まなかった。

 2017年に成立した平成の天皇陛下の退位を実現する特例法は付帯決議で、政府に安定的な継承策などを速やかに検討し、国会に報告するよう求めていた。

 天皇の代替わりに伴う行事は昨年11月までにすべて終わっており、政府は、付帯決議に対する一定の「答え」をできるだけ早く示す必要があった。有識者会議が26日、一区切りとなる中間報告をまとめたのはそのためだ。

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2236895 0 政治 2021/07/27 00:04:00 2021/07/27 00:04:00 2021/07/27 00:04:00 首相官邸で行われた安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議(26日午後4時44分)=源幸正倫撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210726-OYT1I50220-T.jpg?type=thumbnail

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