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岸防衛相は11日午後(日本時間同日夕)、訪問先のベトナムの首都ハノイで、ファン・バン・ザン国防相と会談し、防衛協力を拡大することで一致した。会談に合わせ、両政府は相手国への防衛装備品の輸出を可能とする防衛装備品・技術移転協定に署名した。

協定の署名を受け、両政府は日本からの艦艇などの輸出に向け、実務者による協議を加速化させる方針だ。日本側はこれまでに、米国や英国、オーストラリアなど10か国と同様の協定を締結している。
両氏は会談で、東・南シナ海への進出を強める中国を念頭に、この海域での国際法順守や航行の自由の重要性を確認した。岸氏は中国・海警船の武器使用条件を定めた海警法への懸念を伝えた。
岸氏は会談後、オンライン形式で記者会見し、「ベトナムとの防衛協力をさらに発展させ、地域や国際社会の平和と安定に向け、より積極的に貢献していく」と語った。