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[自民党総裁選2021]高市早苗・前総務相の主張と横顔

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「次世代原発」に大胆投資、男系の皇統 守りたい(9月22日)

  ――安倍前首相が支持を表明している。

 安倍氏とは2月から、安倍内閣で積み残した経済政策についての勉強会を重ねてきた。安倍氏に何度も首相の再々登板をお願いしたが、菅首相を応援するとして、断られた。7月下旬に「それなら私がやったるわい」と決意した。安倍氏から「やるならば本格政権を目指しなさい」と激励された。次の首相は、皇室の在り方という最も重い問題に対応する重要な時期を担うことになるとも言われた。

  ――「高市内閣」の人事構想は。

 適材適所だ。無派閥だろうが、(総裁選で)敵対した派閥だろうが、最高の布陣を敷かないといけない。特に経済政策は強い取り組みが必要だ。本気で向き合え、かなり知識のある人でないと務まらない。 <インタビュー全文を読む>

日本記者クラブ主催公開討論会(9月18日)

「危機管理に大胆な投資」

高市前総務相(18日)
高市前総務相(18日)
高市氏の揮ごう「崇高雄渾(ゆうこん)」(18日の公開討論会後)
高市氏の揮ごう「崇高雄渾(ゆうこん)」(18日の公開討論会後)

 コロナ対策では、治療薬をできるだけ普及させる。ワクチンや治療薬の国産化に向け、生産設備に対してしっかり投資する。困っている事業主体や生活困窮者を守るために、大胆な財政出動も行っていく。米国では、2021年度のコロナ緊急対策としてすごい金額を投入している。

 コロナ後は、特に国民の命、安全を守ることを重視している。リスクの最小化に資する危機管理に対しては、国費を大胆に投入する。危機管理投資は、国内での需要に加えて、同じ課題を抱える海外に展開することにより、成長への投資にもなる。

 このほか、土砂災害などに対する防災対策、気候変動に耐えうる土木建築技術の開発、情報通信機器の省電力化を進める。サイバーセキュリティー対策や、創薬力も徹底的に強化する。公立病院の維持を含めた医療提供体制の強化にも対応していく。
  <詳細は、コチラから>

共同記者会見の要旨(9月17日)

 17日に行われた共同記者会見の発言要旨は次の通り。

出陣式で気勢を上げる高市早苗氏
出陣式で気勢を上げる高市早苗氏

 【総裁選の争点】国民の関心は、国民の命をいかに守り抜くかだ。感染症だけではなく、災害なども含め、今後、直面する様々なリスクを最小化する取り組みが争点になる。

 【新型コロナウイルス対策】ワクチンの接種や治療薬の処方を手軽に幅広く受けられる環境を作る。再び感染が拡大した場合に対応できるような法案の提出が必要だ。

 【皇位継承】男系の血統は天皇陛下の権威と正統性の源で、世界の王室には類を見ないものだ。国民の誇りでもある。男系維持のための工夫をする。旧皇族の皇籍復帰を希望する。

 【憲法改正】党の改憲4項目は賛成だ。特に重視するのが危機管理に関する条項と憲法9条だ。(日本を取り巻く)厳しい安全保障状況や、大規模災害やテロが発生した場合に国民の命を守りきれない状況も生じるからだ。

 【森友学園問題の再調査】文書の改ざんはあってはならない。全府省庁に徹底する。(自殺した近畿財務局職員の)ご遺族が国などを相手取って訴訟中なので、再調査についてはコメントすべきでない。

 【経済対策】生活困窮者に特別定額給付金10万円の再給付を提案している。総務相時代に、マイナンバーと預貯金口座をひも付けできるように進めた。迅速な給付を期待している。

 【安全保障】防衛費は、必要なものを見極めながら積み上げていく。日本が開発する技術を来日した中国人が研究し、帰国して研究に従事する例が散見される。秘密特許に関する法整備が必要だ。

 【臨時国会のあり方】新内閣として何をやるのか、国民に明確に示さなければならないと考えている。衆院議員の任期も迫っているので、その中で精いっぱいのことを伝える。

推薦人名簿(敬称略)

 【衆院】馳浩〈当選7回・石川1区〉、西村康稔〈6・兵庫9区〉、高鳥修一〈4・新潟6区〉、佐々木紀〈3・石川2区〉(以上、細田派)山口壮〈6・兵庫12区〉、小林鷹之〈3・千葉2区〉、小林茂樹〈2・奈良1区〉(以上、二階派)木原稔〈4・熊本1区〉(竹下派)古屋圭司〈10・岐阜5区〉、江藤拓〈6・宮崎2区〉、城内実〈5・静岡7区〉、石川昭政〈3・茨城5区〉、黄川田仁志〈3・埼玉3区〉(以上、無派閥)

 【参院】山谷えり子〈3・比例〉、山田宏〈1・比例〉、佐藤啓〈1・奈良〉(以上、細田派)衛藤晟一〈3・比例〉、片山さつき〈2・比例〉(以上、二階派)小野田紀美〈1・岡山〉(竹下派)青山繁晴〈1・比例〉(無派閥)

出馬会見(9月8日)で訴えたこと

 【政治姿勢】国の究極の使命は、国民の生命と財産、領土・領海・領空・資源、国家の主権と名誉を守り抜くことだ。

 【憲法改正】技術革新、安全保障環境、社会生活の変化などに応えられる日本人の手による新憲法制定に力を尽くす。憲法(改正条文案)の4項目は、自民党がみんなで取りまとめたもので、変更はない。

 【皇位継承】皇統は男系男子ということで長年にわたって守り抜かれたものだ。旧皇族の皇族復帰を可能とする案を支持する。

 【経済政策】日本経済 強靱(きょうじん) 化計画、いわゆる「サナエノミクス」の3本の矢は、金融緩和、緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資だ。物価安定目標2%の達成までは基礎的財政収支(の黒字化目標)を凍結する。

 【安全保障】先端技術などの海外流出を阻止するために経済安全保障包括法を整備する。迅速な敵基地の無力化のために法整備を行う。

 【コロナ対策】海外生産に依存している治療薬の国内生産体制を構築する。ロックダウン(都市封鎖)を可能にする法整備を検討する。

主な政策

【経済】金融緩和、機動的な財政出動、成長投資により物価安定目標2%の達成
【コロナ対策】ロックダウン(都市封鎖)を可能にする法整備の検討
【憲法】時代要請に応えられる新しい憲法を制定
【皇位継承】旧皇族の皇籍復帰案を支持
【エネルギー】原子力の平和利用の推進

プロフィル…党内きっての保守派の論客

生年月日/1961年3月7日(60歳)

選挙区/衆院奈良2区(当選8回)

学歴・経歴/神戸大経営。1993年衆院選で初当選。党政調会長や総務相などを歴任。無派閥

保守派 目指すは「鉄の女」

 女性初の首相を目指し、初めての総裁選に挑む。当初は立候補に必要な推薦人確保が難しいとの見方があったが、1993年衆院選の初当選同期で思想信条が近い安倍前首相らが支援の意向を示して、確保にメドが立った。

 松下政経塾出身。松下幸之助氏に「1990年代に国政の場で働ける政治家になれ」と説かれ、32歳で政界入りした。自由党、新進党を経て自民党入りし、安倍内閣では党政調会長のほか、改造内閣を含め総務相を5回務め、在職日数は連続・通算ともに歴代最長だ。

 保守派として知られ、今回の総裁選でも党内の保守派議員から支援を受けている。首相就任後も、靖国神社への参拝を継続する考えを表明している。

 森内閣では「勝手補佐官」を名乗り、森氏の人気回復に腐心したこともある。かつては清和政策研究会(現・細田派)に所属したこともあるが、現在は、無派閥となっている。

 「鉄の女」と評されたサッチャー元英首相が目標だ。周囲からは、「一本気な性格」と見られることが多い。ストレス解消法は、議員宿舎で電子ドラムを演奏することだ。(2021年9月本紙より)

1961年3月 奈良県生まれ
  84年3月 神戸大経営学部卒業
     4月 松下政経塾に入塾
  87年10月 米連邦議会コングレッショナルフェロー
  89年3月 松下政経塾卒業
  92年7月 参院奈良選挙区から出馬、落選
  93年7月 衆院選(旧奈良全県区)で無所属で出馬し、初当選
  94年4月 自由党結党に参画
    12月 新進党結党に参画
  96年11月 新進党を離党
     12月 自民党に入党
  98年7月 通商産業政務次官
2002年10月 経済産業副大臣
  03年11月 衆院奈良1区から出馬し、落選
  05年9月 衆院奈良2区から出馬し、国政復帰
  06年9月 第1次安倍内閣で沖縄・北方・少子化相として初入閣
  12年12月 自民党政調会長
  14年9月 第2次安倍改造内閣で総務相
  19年9月 第4次安倍再改造内閣で再び総務相

【血液型】A型【愛読書】サッチャー回顧録【座右の銘】「高い志 広い眼 深い心」【尊敬する人物】マーガレット・サッチャー元英首相、松下幸之助氏、両親【家族構成】独身【親族の国会議員】なし

 靖国神社に節目ごとの参拝を続ける保守派で、初当選同期の安倍首相とはつながりが強い。衆院議院運営委員長の時、国会改革に関する私案を根回しなしに提示し、野党の反発を受けて謝罪するなど脇の甘さも。松下政経塾出身で、疲れた時は松下幸之助氏の格言を読む。趣味は楽器演奏など。(2019年9月本紙より。総務相就任で)

 役所からの一方的な説明は好まず、自宅に資料を持ち帰って読み込む勉強家だ。松下政経塾出身で、疲れた時は執務室の机に置く松下幸之助氏の格言を読んで元気を出す。テレビ報道をめぐり、「放送法違反なら電波停止命令も」と国会答弁し、波紋を広げたこともある。(2016年8月本紙より。総務相就任で)

 第1次安倍内閣で沖縄・北方相として初入閣。第2次内閣発足後は、女性初の党政調会長として首相を支えた。党内きっての保守派の論客として知られ、靖国神社には節目ごとの参拝を続ける。政調会長としては、政策決定を首相官邸が主導する「政高党低」を助長したとの批判も受けた。(2014年9月本紙より。総務相就任で)

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使い方
2373262 0 政治 2021/09/09 05:00:00 2021/09/23 17:54:06 2021/09/23 17:54:06 自民党総裁選の出陣式で気勢を上げる高市早苗・前総務相(17日午前11時20分、東京都千代田区で)=大石健登撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210918-OYT1I50048-T.jpg?type=thumbnail

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