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ロシア外相と酒勝負・お好み焼きはイカ天入りが定番・NYで人種差別経験…岸田新総裁はこんな人

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 自民党新総裁に選ばれた岸田文雄・前政調会長(64)は、周囲の話に丁寧に耳を傾ける「聞く力」を培ってきた。前回総裁選の雪辱を果たし、日本のかじ取り役を担う岸田氏の歩みと素顔を探った。

イラスト・小河原智子
イラスト・小河原智子

 岸田氏は1957年7月、通商産業省(当時)の官僚だった父・文武氏(のちに衆院議員)の長男として生まれた。文武氏の転勤で小学1~3年生は米ニューヨークで暮らした。当時、一緒に遊んだ根本芳子さん(62)は「口数は多くないが、優しくて面倒見が良かった」と振り返る。

チーム力重視

昨年の総裁選では菅首相に敗れた岸田氏(右)(2020年9月、東京都千代田区で)
昨年の総裁選では菅首相に敗れた岸田氏(右)(2020年9月、東京都千代田区で)

 祖父の正記氏も衆院議員を務めた政治家一家だが、政界を志した原点はニューヨークでの体験にある。白人の女の子から手をつなぐことを拒否されるという人種差別を経験し、「理不尽な世の中を変えたい」と考えるようになった。

 帰国後は都内の公立小、中学校を経て、進学校で知られる私立開成高校に入学した。初心者で入部した野球部では、細い体で粘り強く練習に取り組んだ。合宿では疲れ果てて、宿舎に着くと倒れ込むこともあったという。野球部ではチームプレーの重要性も学んだ。現在でも政治家として「チーム力」を重視するのは、この時の経験が土台にある。

 大学受験では、東大を目指すも3年連続不合格で挫折を味わった。早大法学部を卒業後、日本長期信用銀行に入行したが、衆院議員となった文武氏の選挙を手伝う中で政治家を目指すことを決意。「地元回りで靴の底を減らすのが俺の仕事だ」と、秘書として父を支えた。文武氏の他界後、地盤を引き継ぎ1993年衆院選で初当選を果たした。

 2005年頃から、改革推進派の若手政策通のグループの一員として、衆院当選同期の安倍前首相らと共に「自民党7人のサムライ」を名乗り、頭角を現し始めた。ただ、同期が次々と入閣する中、岸田氏の「出世」は遅れていた。地元支持者からは「もっと目立たなくては」との声も出たが、岸田氏はこう説いた。

 「目立つ政治家だけが仕事をしているのではない。地道な作業をする人がいるからこそ政策は成就する。私は今、喜んで雑巾がけの時期を過ごしているんだ」

 この言葉通りに研さんを積み、07年に第1次安倍改造内閣で沖縄・北方相として初入閣。一家で閣僚になったのは岸田氏が初めてで、「3代目でようやく大臣まで上り詰めた」と喜びを爆発させた。

外相在職歴代2位

 第2次安倍内閣で外相に就いたことは、岸田氏を一気に首相候補の一人に押し上げた。安倍外交を4年7か月にわたり支え、外相在職日数は戦後歴代2位を記録した。

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2405237 0 政治 2021/09/30 05:00:00 2021/09/30 23:43:00 2021/09/30 23:43:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210929-OYT1I50143-T-e1632994201259.jpg?type=thumbnail

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