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党四役に岸田派ゼロ、優遇批判回避で派内に不満…官房・財務相も他派閥

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 自民党の岸田文雄総裁は、1日に決めた党役員人事で、自身が率いる岸田派(宏池会、46人)からの登用を見送った。4日に発足する新内閣でも、政権の骨格となる官房長官や財務相には他派閥の議員を充てる考えだ。「身内優遇」との批判を意識したとみられるが、「宏池会政権」誕生に沸く派内からは不満が漏れている。

自民党の臨時総務会に臨む岸田文雄総裁(中央)(1日、東京都千代田区の自民党本部で)=源幸正倫撮影
自民党の臨時総務会に臨む岸田文雄総裁(中央)(1日、東京都千代田区の自民党本部で)=源幸正倫撮影

 「人事は作業のさなかだ。全体の人事の中で、党の一体感を感じてもらえるように進めていきたい」

 岸田氏は1日、新たな党執行部の発足を受け、記者団にこう強調した。今回の党役員人事に対し、岸田氏を支持した一部の派閥に配慮した「論功行賞だ」という指摘に反論したものだ。

 この日は、党四役と組織運動本部長、広報本部長の6人を決定し、国会対策委員長と幹事長代行の2人を内定した。8人の内訳は、最大派閥の細田派(96人)が2人、第2派閥の麻生派(53人)は2人、第3派閥の竹下派(51人)は1人で、無派閥が3人だった。総裁選を戦った高市政調会長、河野太郎広報本部長を除けば、残る6人全員が総裁選で岸田氏を支持した。

 ただ、総裁選で岸田氏を結束して支えた岸田派からは、一人も入らなかった。岸田氏周辺は「今回は他派閥に最大限、気を使うことが大事だ。来夏の参院選が終わるまで、岸田派には我慢してもらう」と解説する。

 今回の人事には、他派閥から「安定した政権運営に配慮は不可欠だ」と歓迎する声が出るが、岸田派内には不満がくすぶる。

 宏池会は、過去に6人の総裁を生んだ名門派閥だが、首相の誕生は1991年の宮沢喜一氏以来となる。菅内閣では、総裁選で敗れた岸田氏が無役になるなど、岸田派内には「冷や飯を耐えしのんできた」との思いがあるだけに、人事への期待が高まっていた。同派ベテランは「こんな顔ぶれでは、宏池会政権とは言えない」と憤るが、他派閥からは「岸田氏が起用したいと思う人材が少ないのではないか」とみる向きもある。

 一方で、宏池会の流れをくむ麻生派と谷垣グループから、党四役に甘利幹事長と遠藤利明選挙対策委員長が起用されたことから、自民党内では「将来的な『大宏池会』を見据えた布石」との見方が出ている。

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2412295 0 政治 2021/10/02 05:00:00 2021/10/02 09:32:09 2021/10/02 09:32:09 自民党の臨時総務会に臨む岸田文雄総裁(中央)。左は甘利明幹事長、右は二階俊博・前幹事長(1日午後1時35分、東京都千代田区の自民党本部で)=源幸正倫撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211002-OYT1I50000-T-e1633134724234.jpg?type=thumbnail

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