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自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会)は11日の総会で、安倍元首相を新会長に決定し、安倍派が発足した。会長不在だった竹下派では、会長代行の茂木幹事長を会長予定者とすることを確認するなど、各派閥が衆院選の結果などを踏まえた新体制に向けて活発に動き出した。

安倍氏は総会で「清和会は半世紀にわたって政治の背骨を担い、政策を磨き上げてきた。伝統に誇りを持ち、力を尽くしたい」と決意を示した。
旧称の清和会から通算で安倍氏は10代目会長となる。父の晋太郎・元外相は2代目会長で、30年ぶりに「安倍派」に戻った。安倍氏は、11日時点で93人を擁する派閥の
第3派閥の竹下派は、会長だった竹下亘・元復興相が9月に死去し、会長ポストは空席となっている。11日の総会では「茂木氏を会長にしたらどうか」などと、会長に茂木氏を推す声が複数出た。役員会などでの手続きを踏んでいないこともあり、当面は会長予定者とすることで了承された。
茂木氏は会合後、記者団に「人事を固めて正式に発足する」と説明。派閥関係者によると、茂木氏は月内にも茂木派に衣替えさせる意向だ。ただ、参院竹下派には、茂木氏の会長就任への慎重論がくすぶる。
二階派の例会では、衆院選初当選組ら6人の入会が了承された。所属議員は44人となり、一時抜かれた岸田派(42人)を上回った。