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岸田首相は29日、冬休みに入った。この日は午後に行きつけの理容室で散髪したほか、首相公邸で自民党岸田派の古賀篤厚生労働副大臣と面会するなどして過ごした。休暇は来年1月3日までの6日間を予定するが、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の対応で落ち着かない年末年始となりそうだ。
政府は年末年始の帰省や旅行を慎重に検討するよう呼びかけており、首相も今月29~30日に計画していた地元・広島市への帰省を取りやめた。主に公邸で過ごし、31日から1月2日までは、東京都内のホテルで家族と静養する。
首相周辺は、元日に皇居での新年祝賀の儀に出席する以外の公務はなるべく入れず、「少しでも体を休めてほしい」と気遣う。ただ、感染状況は予断を許さず、大みそかの31日に関係省庁幹部らとの協議を予定しているという。歴代首相が1月初めに行ってきた恒例の伊勢神宮(三重県伊勢市)参拝は、感染状況を見て判断する。
首相は29日、首相官邸のホームページなどで配信した動画で「忘年会や新年会、帰省、旅行など、友達や家族との楽しみがたくさんあると思います」と述べた上で、手洗いやマスク着用などの徹底を呼びかけた。