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岸田首相は4日、三重県伊勢市で年頭の記者会見に臨み、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」対策について、「重点を国内対策へ移す準備を始める」と表明した。

首相は、米ファイザーの経口薬(飲み薬)について、今月中に同社と購入に関する最終合意に至るとの見通しを示したうえで、「2月中のできるだけ早くの実用化を目指す」と語った。3回目のワクチン接種については、全国で未使用となっている900万回分のワクチンも活用し、高齢者接種のさらなる前倒しを行う方針を示した。

現在は、オミクロン株の陽性者は入院、濃厚接触者は宿泊施設での待機を原則としているが、首相は「自治体の判断で、症状に応じて、宿泊、自宅療養も活用できるようにする」と述べ、運用を見直す考えを表明した。感染が急拡大した場合に医療の
一方、首相は今月中の米国や豪州への訪問を検討していたが、新型コロナの感染拡大などを考慮し、「今月の通常国会前の外遊は行わないこととした」と述べた。