海部俊樹・元首相が死去、91歳…初の昭和生まれの首相

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 海部俊樹(かいふ・としき)元首相が9日に死去したことが14日わかった。91歳だった。1989~91年に首相を務め、湾岸戦争では多国籍軍への支援を決定した。政治改革にも取り組んだ。

元首相の海部俊樹氏(2015年撮影)
元首相の海部俊樹氏(2015年撮影)

 海部氏は60年衆院選で旧愛知3区から29歳で初当選し、2009年に落選するまで当選16回を重ねた。自民党の文教族として頭角を現し、文相2回、党国会対策委員長などを歴任した。

 1989年8月、参院選惨敗で退陣した宇野首相の後継として、第76代首相に就任した。初の昭和生まれの首相だった。小派閥の河本派所属だったが、最大派閥の竹下派の支援を受け約2年3か月間務めた。

 イラク軍のクウェート侵攻による91年の湾岸戦争を巡っては、多国籍軍の活動に約130億ドルを提供したが、国際社会から「小切手外交」などと批判された。停戦後にペルシャ湾の機雷除去に協力するため海上自衛隊の掃海艇を派遣した。自衛隊初の本格的な海外任務だった。

 91年9月、小選挙区制の導入を柱とする政治改革関連法案の廃案を受けて衆院解散を模索したが、竹下派の反対に遭い、退陣に追い込まれた。

 94年6月の羽田内閣総辞職に伴う首相指名選挙で、自民党が新党さきがけとともに村山富市社会党委員長を擁立したことに反発し、自民党を離党。羽田政権の与党各党から推されて首相指名選挙に臨んだが、村山氏に敗れた。

 同年12月の新進党結成で初代党首に就いた。同党の解党後は、99年1月に小沢一郎氏率いる自由党に入った。2000年4月に保守党の結党に参加し、03年に自民党に復党した。

 09年8月の衆院選で落選して政界を引退した。11年の春の叙勲で桐花大綬章を受章した。

スクラップは会員限定です

使い方
「政治」の最新記事一覧
2672968 0 政治 2022/01/14 09:41:00 2022/01/14 13:30:09 2022/01/14 13:30:09 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/01/kaifu.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)