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岸田首相は28日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」対策として感染者の濃厚接触者に求める待機期間について、現在の10日間から7日間に短縮すると表明した。エッセンシャルワーカーは2回の検査を組み合わせ、5日目に解除する。首相官邸で記者団に語った。

政府は28日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」対策として、感染者の濃厚接触者に求めている自宅などでの待機期間を現行の10日間から7日間に短縮することを決め、都道府県などに通知した。社会機能の維持に欠かせない医療従事者などの「エッセンシャルワーカー」の待機解除の時期も、感染者との最後の接触後、現行の最短6日目を最短5日目とした。
岸田首相が28日、首相官邸で後藤厚生労働相らと協議して決めた。オミクロン株の感染拡大で濃厚接触者も急増し、職場を欠勤する人が増えているため、一定の感染拡大リスクを受け入れつつ待機期間を短縮しなければ、医療機関や企業の業務継続が困難になると判断した。
協議後、岸田首相は首相官邸で記者団に「感染拡大を防止する一方、できるだけ社会経済活動を維持するバランスを取っていく必要がある」と語った。
待機期間が7日になれば、8日目に待機解除となる。医療従事者や公共交通機関、生活必需品製造・販売などに従事するエッセンシャルワーカーは、感染者との最後の接触から4日目と5日目に簡易な抗原定性検査キットで検査し、いずれも陰性だった場合は5日目から待機の解除を認める。
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