知事「余人をもって代えがたい」と説明していたのに…教育長の退任案に県議「なんで」

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 茨城県教育長2期目の小泉元伸氏(62)を交代させる大井川知事の人事案に、県議会最大会派・いばらき自民党から異論が出ている。知事は約1年前、再任に難色を示す自民側を説得し、小泉氏を続投させた経緯があるためだ。小泉氏の任期は2年残っており、一転して退任させる案に「説明不足だ」「なぜ今、交代させるのか」との声があがっている。

茨城県庁
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 小泉氏は2020年4月、教育長に就いた。前任者が任期途中で退職したことに伴う就任で、1期目は残任期間の21年4月までだった。

 1期目の満了が近づいた約1年前、小泉氏の再任を巡っては自民内に慎重論があった。21年3月、県立高入試で大量の採点ミスが発覚し、責任を問うべきだとの意見が出ていたためだ。

 これに対して知事は、再任を強く主張した。関係者によると、自民幹部らに「(小泉氏は)余人をもって代えがたい」などと説明し、理解を求めたという。

 知事は今回、小泉氏を交代させ、森作宜民・教育改革推進監(61)を充てる方針だ。教育長の人事は県議会の同意を得る必要があるため、4日の本会議で人事案を提案した。

 本会議直前の4日昼、自民会派の会合では「納得いかない」などと批判が出た。会合後、ベテラン県議は1年前の経緯も踏まえ、「議会の『同意』が軽んじられている」と強調。若手県議は「多くの県議が『おかしい』『なんで』と思っている。(知事側の)説明が十分ではない」と話した。

 県幹部は今回の人事案を「特別なことではない」と位置づける。2年程度で教育長が退任するケースは過去にもあったからだ。

 人事案は24日、県議会本会議で採決される。

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