メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
自民党安倍派(94人)は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。会長として最大派閥を率いる安倍元首相は最近、安全保障政策などで積極的に発言する場面が目立ち、今後も岸田首相の政権運営に影響を与えそうだ。
安倍氏はあいさつで「自民党最大の政策集団として、自民党の柱石たらんとの自負と誇りのもと、岸田政権をしっかりと支える決意だ」と強調した。

パーティーには首相も駆けつけ、「我が党の最大、最強の政策集団であり、自民党の屋台骨であると確信している」と持ち上げた。会場には約2800人が集まり、茂木幹事長は「まるで党大会のようだ」と述べた。
安倍派の所属議員は第2派閥の茂木派(54人)、第3派閥の麻生派(49人)を大きく引き離している。岸田内閣では松野官房長官や岸防衛相、萩生田経済産業相らが入閣し、福田総務会長も安倍派に所属する。
政権の安定には最大派閥の協力が欠かせず、首相のあいさつでは安倍氏が宿願とする憲法改正に意欲を示すなど、配慮する姿勢が目立った。安倍氏は、参院選で安倍派が支援する候補者らの応援に注力し、影響力保持を図る考えだ。