民事裁判の全面IT化を実現する改正民事訴訟法が18日午後、参院本会議で可決、成立した。提訴から判決まで、オンライン上で一連の手続きをできるようにし、裁判の迅速化や利便性の向上を図る。
国会議事堂 改正法に基づき、訴状のインターネット提出や口頭弁論を「ウェブ会議」で行うことが可能になる。訴訟記録を原則電子化し、当事者が裁判所のサーバーにアクセスして、判決などを閲覧・ダウンロードできるようにする規定も盛り込まれた。
口頭弁論のウェブ会議は2023年度中に、訴状のネット提出と訴訟記録のオンライン閲覧は25年度中に実施される見込み。