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防衛省は25日、北朝鮮が同日午前5時59分頃と午前6時42分頃、同国西岸付近から東に弾道ミサイル計2発を発射したと発表した。うち1発は大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられる。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したと推定される。同省はさらに1発発射された可能性があるとして、分析している。韓国軍は3発発射されたと発表した。

同省によると、1発目は高度約550キロ・メートルに達し、約300キロ・メートル飛行。射程の長いICBMを通常より高い角度で打ち上げて飛距離は短くする「ロフテッド軌道」の可能性がある。
2発目は高度約50キロ・メートルで、通常の弾道ミサイルが描く放物線とは異なる変則軌道で飛び、飛距離約750キロ・メートルとみられる。船舶などへの被害は確認されていない。
22~24日にはバイデン米大統領が日本に滞在した。23日の日米首脳会談と、24日に行われた日米豪印4か国の枠組み「Quad」(クアッド)の首脳会談では、北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射を非難した。松野官房長官は25日の記者会見で「日米首脳会談や日米豪印首脳会合の直後のミサイル発射は明らかな挑発行為だ」と強く非難した。
防衛省によると、巡航ミサイルも含めると北朝鮮のミサイル発射は今年16回目。岸防衛相は25日午前、防衛省で記者団に「北朝鮮の核・ミサイル関連技術の著しい発展はわが国と地域の安全保障にとって看過できず、断じて容認できない」と非難した。日本政府は北京の大使館ルートで北朝鮮に抗議した。
外務省の船越健裕アジア大洋州局長は25日、米国のソン・キム北朝鮮担当特使と韓国外交省の
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【ソウル=溝田拓士】韓国軍合同参謀本部は25日、北朝鮮が同日午前6時頃、同37分頃、同42分頃に
米軍と韓国軍は追加の挑発を防ぐため、日本海上に地対地ミサイル2発を発射した。
韓国政府は同日、