メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
KDDIの携帯電話の通信障害を受け、金子総務相は3日午前、総務省内で記者会見を開き、「極めて多くの方々が長時間、利用困難な状態になっていることは大変遺憾だ」と指摘した。
その上で、「報告を踏まえれば電気通信事業法上の『重大な事故』に該当すると認識している」と述べ、総務省としてKDDIから詳細な報告を受けた上で対応する考えを示した。

また、金子氏はコロナ禍や熱中症のリスクが高まり、台風が接近するなかで、緊急通報に支障が出たことについて「総務省として事態を深刻に受け止めている」とした。KDDIの対応については「復旧までに1日以上を要しており、利用者目線で見れば十分ではなかった」と話した。
金子氏によると、総務省は2日午前3時4分、KDDIから通信障害が発生したとの報告を受け、すみやかに早期の完全復旧に取り組むことなどを要請したという。また、岸田首相の指示で、総務省幹部を連絡要員としてKDDIの都内の拠点に派遣したことも明らかにした。