ウェールズ白星発進…ラグビー 6か国対抗


トライを決めるウェールズのノース(中央)=AP

トライを決めるウェールズのノース(中央)=AP

1日にパリで開幕したラグビーの欧州6か国対抗で、昨季2位のウェールズはWTBノースの2トライなどでフランスに24―19で逆転勝ちした。北半球最高峰の大会で、今年秋のワールドカップ(W杯)日本大会のグループリーグで日本と対戦するアイルランドとスコットランド、さらにイングランドとイタリアを加えた計6チームの総当たりで争われる。

16点差ひっくり返す

強い雨が降り、ボールが滑る難しい状況で、前半を終えて0―16。それでもウェールズの心は折れなかった。主将のロック、ジョーンズは「ロッカールームの雰囲気は良かった。後半にチャンスはあると確信していた」。言葉通り、後半に3トライを奪うなど大逆転勝利を収めた。

後半6分にトライを挙げて反撃が始まった。同11分には、フランス選手が自陣深くでこぼしたボールをWTBノースが拾ってトライ。さらに同31分、相手の緩いパスをノースが奪い取り、再びトライを決めた。相手の不用意なプレーではあるが、それを逃さず得点につなげる集中力と勝負強さが際立った。

人口約300万人、四国よりわずかに広いウェールズで、ラグビーは「国技」とも言える。アウェーにもかかわらず、試合後の観客席からは歴史的な逆転劇をたたえる野太い歌声がやまなかった。現在の世界ランキングは3位。W杯でも、ひたすらに勝利を目指す武骨な男たちが日本のスタジアムで躍動しそうだ。

(パリ 岡田浩幸)

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