日本、強豪と毎年対戦か…ワールドラグビー新構想

スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズが2020年シーズン限りで除外されることが決まった。一方、国際統括団体ワールドラグビーは、強豪12チームによる「ネーションズ選手権」の新設を検討しており、計画では日本も含まれている。日本代表強化に大きく影響するだけに議論の行方が注目される。(矢萩雅人)

22年開始目指す

昨年11月、東京・味の素スタジアムで日本とNZが対戦した。大会が計画通りに新設されれば、日本は強豪との対戦が増えることになる

大会の計画案によると、22年開始を目指す新大会は、イングランドやアイルランドなど欧州6か国対抗、ニュージーランド、豪州など南半球4か国対抗の計10チームに加え、世界ランキング次点の日本とフィジーが参加。6チームずつ2組に分かれ、各組1位が決勝を戦う。

ラグビーは互いに認め合う国・地域同士が対戦する対抗戦形式を伝統的に重視してきたため、トップ10か国・地域が、その他のチームと対戦する機会は限られている。日本が16年から、SRにサンウルブズを参戦させたのは、代表選手らに世界トップ級との実戦経験を積ませるためで、代表強化につながっている。

日本協会の坂本典幸専務理事は「日本代表を強化する一つの手段はなくなるが、ネーションズ選手権などの選択肢はある」と捉え、新大会について「世界上位のチームと毎年11試合対戦できることは、代表の強化に直結する」と、参加に前向きな姿勢を示している。

ただ、大会案は7月から11月まで開催するとしており、過密日程を心配する声もある。新設が決まった場合、20年度以降に新たな大会方式への変更が検討されているトップリーグに影響することが予想される。日本代表のリーチ主将(東芝)は「日本ラグビーにとって(新大会への参戦が)良いことか、まだ判断はできない」と慎重だ。

ウェールズが強化計画を説明

ウェールズラグビー協会は28日、東京都内の英国大使館で記者会見し、今年の欧州6か国対抗で全勝優勝を果たし、世界ランキング2位に浮上した代表チームのワールドカップ(W杯)日本大会へ向けた強化計画について説明した。スイスでの高地合宿で鍛えた後、8月には日本の気候に近いという理由でトルコで合宿する。強化試合として大会前にイングランド、アイルランドと2試合ずつ対戦する。

関連ニュース

<<
ニュース一覧へ戻る
>>