ウルフパックで松田輝く…豪州チームに競り勝つ

 正確なキックを決め、チームに貢献した松田
正確なキックを決め、チームに貢献した松田

ラグビー日本代表候補で編成する特別チーム「ウルフパック」は27日、2017年までスーパーラグビー(SR)に参戦していたウエスタンフォース(豪)との強化試合を東京・秩父宮で戦い、51―38で勝利した。フッカー坂手(パナソニック)がトライを挙げるなど30―10とリードして前半を折り返し、後半にも3トライを加えて振り切った。ウルフパックは5月12日、SRに所属するブランビーズ(豪)のBチーム(二軍)と豪州で対戦する。

24歳松田 譲れぬSO争い

ウルフパック 51-38 ウエスタンフォース

ウルフパックで3戦連続背番号10を背負ったSO田村(キヤノン)がスーパーラグビーのサンウルブズに合流し、司令塔は松田(パナソニック)が担った。SO2番手の座に甘んじてきた24歳が輝きを放った。

前半から味方を走らせるキックやパスで攻撃のリズムを作った。後半7分には相手防御の裏にできたスペースを見逃さずにキックを蹴り、タイミング良く走り込んだWTB福岡(同)のトライを演出。プレースキックも9本全て決め、計21得点で勝利の立役者となった。

WTBやFBもこなすが、「ワールドカップでは10番で出たい」とSOへのこだわりは強く、6歳上の田村からも貪欲に学ぶ。20日の試合はCTBで先発し、田村のそばでキックのタイミングや声の掛け方をつぶさに観察。試合までの1週間、SH流(サントリー)らと何度も話し合って攻撃のイメージを共有したのも田村の行動を参考にしたという。

「達成感がある」と笑顔を見せた松田に、ジョセフ・ヘッドコーチは「いい準備ができていた。主力となる10番を2人も育成できている」。層の薄さが指摘されてきたSOのポジション争いが激しくなってきた。(中安真人)

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