おもてなし準備進む…他国応援や独自ボランティア


仮設スタンドが増設された釜石鵜住居復興スタジアム(3日午前9時24分、岩手県釜石市で)=佐々木紀明撮影

仮設スタンドが増設された釜石鵜住居復興スタジアム(3日午前9時24分、岩手県釜石市で)=佐々木紀明撮影

ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が開幕する9月20日まで、3か月を切った。「日本の素晴らしさを発信したい」。アジア初開催のW杯を成功させようと、各国選手や観客を迎える自治体で「おもてなし」の準備が進んでいる。


復興のシンボル
 

 2試合が行われる岩手県釜石市の釜石
鵜住居(うのすまい)
復興スタジアムでは、約1万席の仮設スタンドの増設工事が終わり、3日、報道陣に公開された。

スタジアムは、東日本大震災で被災した市立釜石東中と鵜住居小の跡地に建つ。釜石は、かつて日本選手権7連覇の新日鉄釜石が本拠地とした「ラグビーの街」だ。山崎秀樹副市長は「W杯で再び盛り上げ、ラグビーの聖地として次世代に伝えていきたい」と話した。


Go for it

愛知県豊田市は4月に「フレンドシップ校事業」を始めた。市立の小、中、特別支援学校計104校を、豊田スタジアムで試合をするニュージーランドや南アフリカなど海外7チームの担当に振り分け、学校単位で応援する。担当国イタリアへの寄せ書きに「Go for it!」(頑張れ)と記した益富中3年の女子生徒(14)は、「日本はもちろん、ほかの国の選手も全力を出せるよう応援したい」と笑顔だ。

埼玉県熊谷市では、市内の全小中学生約1万4000人が、熊谷ラグビー場で行われる3試合のうち1試合を観戦。対戦国を事前に学び、当日は小旗や応援幕を持って声援を送る。


道案内や相談

ニュージーランドやウェールズなど強豪のカードが組まれた大分市は、大会組織委員会が募集した公式ボランティア(約1500人)とは別に、10~80歳代の約500人を独自のボランティアとして集めた。

1月から、食や温泉など地元の魅力を伝えるための研修が始まり、期間中はそろいのユニホーム姿で、観戦客の道案内や困りごとの相談を引き受ける。同市の主婦(55)は「大分は小さい街だけれど、『おもてなしは最高だった』と思われるように取り組みたい」と意気込む。

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