ラグビーW杯前哨戦・PNC…リーチ、堀江ら31人選出

日本ラグビー協会は17日、ワールドカップ(W杯)日本大会の前哨戦となるパシフィック・ネーションズ杯(PNC、27日開幕)に臨む日本代表メンバー31人を発表した。具(ホンダ)、中島(神戸製鋼)らけが人が相次いだプロップには、23歳の木津、宮崎合宿に途中から参加した24歳の三浦ら若手が名を連ねた。主将のリーチをはじめ、堀江、田村ら主力は順当に選ばれた。

PNC開幕までに日本代表資格を得られることが決まったムーア、ラブスカフニがメンバー入り。一方、ウォーレンボスアヤコ(サニックス)は9月開幕のW杯までに資格が得られないことになり、チームを離れた。ジョセフ・ヘッドコーチは「けが人など現在の状況を判断して、今回の組み合わせになった。若手とベテランのバランスのとれた、現状のベストメンバー」と説明した。PNCでは、いずれもW杯に出場するフィジー、トンガ、米国と対戦。W杯に向けた貴重な実戦の場となる。

W杯本番の代表は今回のメンバーを軸に選ばれる見込みだが、指揮官は「あくまでも今回はPNCのメンバー。良いプレーをしたらそのまま(W杯のメンバーに)残るし、良くないプレーをしたら代えられる」と強調。「自分たちはこのレベルで通用する選手なんだということをしっかり証明しないといけない」と話した。

日本代表は17日、宮崎県内の神社で必勝祈願を行い、6月9日に始まった宮崎合宿を打ち上げた。21日から岩手県内で合宿し、PNC初戦のフィジー戦に備える。

「休憩なし」過酷合宿

 必勝を祈願する(前列右から)ジョセフ・ヘッドコーチ、リーチら=杉本昌大撮影
必勝を祈願する(前列右から)ジョセフ・ヘッドコーチ、リーチら=杉本昌大撮影

「W杯で勝てるチーム作りを一貫して行っている。自分たちの戦い方を構築する」。6月9日からの宮崎合宿。ジョセフ・ヘッドコーチは、PNCで対戦する相手の対策よりも、自分たちの基本戦術の確認や体力強化に力を注いだ。

実戦に近い戦術練習へ移行した最終第3クールも、45分間ほぼ休憩なしでセットプレーからの防御を繰り返すなど、負荷の高いメニューを課した。

指揮官は就任以来、キックを多用し、相手の陣形を崩す戦い方を志向する。プレーが止まる時間を最小限にして大きな相手に走り勝つことも目指してきた。稲垣は「これまでを超えるには、さらなる体力強化、疲れた時の状況判断が求められる。より一層、練習を厳しくする必要があった」と話した。

日本代表としては昨秋以来の実戦となるPNCで成果を発揮できるか。自らの現在地を知る機会となる。(矢萩雅人)

◆新理事の担当決定
日本ラグビー協会は17日の理事会で、新体制での理事の担当業務を決めた。日本代表などの強化担当には、土田雅人、藤井雄一郎、渡瀬裕司の3理事が就任。清宮克幸副会長が主導し、国内リーグのあり方を検討する「イノベーションプロジェクト」の発足も決めた。

関連ニュース

<<
ニュース一覧へ戻る
>>