オールブラックス出演の新作機内安全ビデオ発表…ニュージーランド航空

機内安全ビデオのユニークさで知られるニュージーランド航空が、9月20日に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で最多4度目の優勝を狙う「オールブラックス」ことニュージーランド代表のメンバーらが出演する新作ビデオを発表した。キーラン・リード主将ら現役の中心選手やハンセン・ヘッドコーチ(HC)に加え、ジョン・カーワンさんを筆頭に往年の伝説的な名選手も画面に登場。ラグビーファンの胸が高鳴る作品に仕上がった。

オールブラックスの現役選手が何人も出演したニュージーランド航空の機内安全ビデオ新作が、スクリーンに映し出された(8月1日の発表記者会見で)=込山駿撮影

往年の名選手で、日本代表も指揮したジョン・カーワンさん(スクリーン中央)も出演。スクリーン右側は矢野武アナウンサー

リード主将やジョン・カーワンさん登場

8月1日から、ニュージーランド航空便の機内で見られるのはもちろん、インターネット上でもYouTubeに動画が公開されている。社名を「オールブラックス航空」に変更して最初の役員会議で、乗客に救命胴衣の着け方などを案内するビデオの制作方針が話し合われている――という設定だ。

オールブラックスの現役選手が、シート上に巨体を丸めて頭をかかえ、非常時に身を守るポーズを実演する。3人掛けシートの両側に現役選手が座っていると、真ん中の席にライバルのオーストラリア代表元主将の姿が不意に浮かび上がるシーンもある。

作品後半には、1987年の第1回W杯を制したチームの5人組が黒いスーツ姿で登場。このW杯でトライ王に輝き、引退後には日本代表のHCも務めたカーワンさんは「ただいま乗務員が非常口を示しています」などと乗客に呼びかけている。

何も隠さぬ裸のCA? ユニーク作品はお家芸

ニュージーランド航空は、日本を含む18か国50都市以上への直行便を運航する航空会社だ。客室乗務員らが全員、制服をボディーペインティングしただけの裸で出演し、「私たちは何も隠しません」とのメッセージを表現した2009年の機内安全ビデオで注目された。以来、ユニークな映像がお家芸となった。ラグビーが盛んなお国柄を反映し、今回の「オールブラックス航空」編以前にも、2015年と11年のW杯時にオールブラックス関係の作品を制作してきた。

東京・六本木のビル「東京ミッドタウン」内で8月1日に開かれた発表記者会見では、テレビの実況でファンに人気の矢野武アナウンサーが「乗客にとって大切な内容なのに退屈しがちな機内安全ビデオだが、この映像ならラグビーファンは何度でも見たくなる」などと力説した。

展覧会の会場でマオリの工芸の魅力を語る専門家

東京ミッドタウン内では8月中、ニュージーランドの先住民族マオリの文化や工芸を紹介する展覧会も開かれ、オールブラックス来日を前に大会機運の盛り上げを図っている。

《あわせて読みたい》

・チーム紹介「ニュージーランド」

・世界最強のNZから5トライ、昨年11月に日本が得たものとは

関連ニュース

<<
ニュース一覧へ戻る
>>