ニュージーランド<序>オールブラックス、子どもの憧れ

アルゼンチンとの試合前、「ハカ」を踊るオールブラックスの選手たち(7月20日、ブエノスアイレスで)=AP

ニュージーランド(NZ)の首都ウェリントンからオークランドへ向かう飛行機では、機内の小型モニターにクイズが流れる。「1994年、オールブラックスがホームで2連敗した相手は?」「答えはフランス」――。オールブラックスとは、黒のジャージーに身を包むラグビーNZ代表の愛称だ。人口約495万人の島国の英雄たちは、勝ち続けるからこそ、数少ない敗戦が印象に残り、クイズにもなる。

この国では、スポーツの才能ある若者はラグビーに集まる。「子ども、特に男の子は小さい頃からオールブラックスに憧れ、自分も活躍したいと思うようになる」。2011年と15年のワールドカップ(W杯)で史上初の2連覇を達成した時の代表主将、リッチー・マコウ氏(38)は語る。

1823年にイングランドで誕生したとされるラグビー。英国の植民地となったNZではその47年後、初めてラグビーがプレーされた。格闘技の要素があり、先住民族マオリが持つ戦士の精神もあいまって、世界一のラグビー大国となった。代表選手は試合前、マオリ伝統の戦いの踊り「ハカ」で士気を高め、国の威信をかけた戦いに臨む。

世界の強豪が集うラグビーW杯。アジア初開催となる日本大会は1日で、9月20日の開幕まであと50日となった。

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