トンプソン大車輪 サポート・タックル チーム最多

「鉄人」トンプソンルーク

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に向け、パシフィック・ネーションズ杯に臨んでいる日本代表は3日の第2戦でトンガ代表に41―7で大勝し、2連勝を飾った。好調なチームを献身的なプレーで支えているのが、チーム最年長、38歳のロック、トンプソンルーク(近鉄)だ。

後半32分、WTB松島のトライを引き寄せたのが、トンプソンのプレーだった。約2分前、カウンター攻撃を仕掛けてきたトンガのFBに、トンプソンがハーフライン付近で真っ正面から強烈なタックルを浴びせると、相手はたまらずボールをこぼした。

 <上の写真>ボールを確保しようとサポートに入るトンプソン(左)<下の写真>トンガ選手に激しいタックルを浴びせるトンプソン(奥)

このターンオーバーから日本は相手陣深く攻め入り、最後はSO田村のゴロパントを拾い上げた松島がインゴールに走り込んでリードを25点に広げた。

データスタジアム社の集計によると、トンプソンのタックルはチームトップの11回を数えた。相手を止めるか、倒したことを示す成功率は100%。巨漢ぞろいのトンガFW陣の前進を阻み続けた。

ボールを出すためにモールやラックに加わる「サポート」も19回で、やはりチーム最多。タックルもサポートも、時間帯、エリアともまんべんなく記録し、骨惜しみのないプレーぶりが見て取れる。

松島のトライに至る場面でも、ラインアウトでボールを自らキャッチしてからの約1分間に2度のラックでしっかりと仕事をこなした。

38歳3か月で出場したフィジーとの初戦では、日本代表の最年長キャップ記録を更新。1、2戦を通じてFW陣では唯一のフル出場を果たした。密集周辺で泥臭く働く姿に、SH流は「あれだけ体を張ってチームを引っ張ってくれる人がいる。頼りになるの一言」と頭を下げる。

「僕は自分の仕事だけに集中する」と話すトンプソン。自身4大会連続のW杯を目指す「鉄人」は、今回も縁の下の力持ちに徹する覚悟だ。(今井恵太)

トンプソンルーク ニュージーランド出身。2004年から三洋電機(現パナソニック)でプレーし、06年から近鉄に所属。10年に日本国籍を取得し、日本代表として66キャップ。W杯は07年、11年、15年と3大会連続で出場した。

出場チーム紹介

【アメリカ】 身体能力の高さ 実証済み
 ・【トンガ】 力強く、スピード豊かな突進
 ・【フィジー】 「アンストラクチャー」からの攻撃は脅威

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